2009年12月19日土曜日

在特会

はじめて「在特会」なるものの存在を知ったのは、
今年の6月のことである。
 
京都・四条で買物をしていたら、「朝鮮人は日本から出て行けぇ~」なる、
下品なシュピレヒコールを上げながらデモをする団体と偶々遭遇したのだ。
 
それから半年、先日焼肉を食べに行った大阪・鶴橋を、
歩いていたら、再び彼らと遭遇した。
今度は、「ピョンヤンを火の海にするぞ~」っと穏やかではない。
 
家に戻り、いったいどういう団体なのかと調べてみると、
中国人、在日朝鮮人を主とした外国人の排斥を訴える団体のようで、
あちこちでトラブルを起こしているらしい。  
 
あれこれ調べているうちに、こんな動画に辿りついた。
http://www.youtube.com/watch?v=rwj5F3vcK6U
 
見ていて吐き気を感じるような動画である。
ヤクザのような彼らの行動は別にして、彼らの言い分をまとめると、
 
「朝鮮学校が公園を運動場として占有するのは、領土侵略である」
「公園に置いた学校の私有物を撤去しろ」
 
と、言うことである。
このようなゴロツキ団体の言うことは眉唾ものだが、
家から近くと言うこともあって、

「本当に朝鮮学校が公園を占有しているのか?」

というテーマで、現地を視察してきた。
 
地下鉄十条から歩いて3分くらいか。
突然ハングル文字が目に飛び込む。
 
どうやらここが件の朝鮮学校のようだ。
 
まずは、近くを流れる川の堤防から公園を撮影。
少々判りにくいが、近所の子供が遊んでいた。
 
公園を正面から。
誰でも入れる普通の公園で不法占拠の状況は見当たらない。
 
朝礼台もサッカーゴールも、公園の端に置いてあるもので、
彼らが言うような「子供の安全を阻害する」ものではない。
 
また、彼らが破壊した放送施設は無くなっていた。
 
このことは在日朝鮮人社会では結構大きな話題になっているらしく、
京都だけでなく東京などでも抗議集会が開かれるそうである。

当然である。
 
在特会の乱暴狼藉は、まるで戦前のナチスドイツによる、
ユダヤ人関連施設の打ち壊しと同質のレイシズムであり、
こういった連中を放置しておけば、過激化するのは目に見えている。

昨日のニュースによると、朝鮮学校側は彼らを刑事告訴するらしい。
是非頑張ってほしいものである。

0 件のコメント:

コメントを投稿